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超密室劇、ちょっとまとめ

密室劇はサスペンスやホラーでよく見られます。というかそれらが必然的に要求します。
あ、じゃあこれで失礼しまーす、ちーっす。みたいに洋館とかラクーンシティから出てっちゃうと終わる。
密室の主要な属性の軸として気密性がある。そのサブカテゴリーとして不条理性、閉鎖性とかがあるだろう。
不条理性は他ならぬ私がまさにこの場所にいちゃうなんて性で
閉鎖性は電話線が切れてるわ、橋が落ちてるわ、ドアが閉まっちゃってるわ性だ。

sawやcubeの一作目が熱かったのはこの二つ、まとめると気密性が高かったからだ。cubeのほうが特にそうだった。たしか服装もみんな一緒で文脈情報が減らされてた。髪型がみんな一緒だったらもっといがった。
だけど両者とも結局意味の病に冒されてしまうんですね。まあ監督は違うんですけどね。cubeのヴィンチェンゾ・ナタリは無事でした。

情報公開して不条理性を減らすとただの殺人事件ものですからね。
閉鎖性を減らすだけでいいんだよ。

問題の(問題じゃないが)KR-13は不条理性は低かった。なぜは視聴者と主人公には明かされている。
まあその理由がばかばかしいんじゃねっていうのはあるが。その理由は最初から少しわかっていて徐々に増えていく。でも0から情報が増えてるわけじゃない。だからさして大きな変化はないといっていいだろう。
それで閉鎖性の方だが、これは揺らぐ。主人公、すなわち一つ外の人の手で。だが結局戸を閉める。ここがこの映画のクライマックス。絶頂がもう必死な人の目の前でドアを閉めるとこ、サイコ―だね。
最後まで人間は人間というかなしいかなしいおはなしなのです。何にも変わってないんだ。

超密室劇についてその他もろもろかくと

世界の縮図、隠喩が作れる(唯心論に到らないセカイ系?)
ゆえにソリッドな構図が描ける(ここがたのしい)
だがそれとともに戯画化が過剰になることも(これがやな人が多いのかも)
しかしなんといっても製作費が安い!(お得だよ)
それゆえ才能ある新人にもチャンスが(ザックザク)