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インセプション

今日も一周遅れの感想文。

ツーリストも戦わなくちゃダメ?

サイトーは表面上の物語の動因だ。条件と報酬を提示する。仕事がうまくいくかどうか見届けるため夢潜入についてくる。
ツーリストなんてつれてけないよ。といわれるが特別待遇にしろなんて言ってついてくるのだ。しかし彼は夢の第一階層で撃たれて瀕死になる。彼をリンボー行にしちゃ元も子もない。この緊迫感を生むためにそうしたのかもしれない。とその前に考えたのはサイトーとは誰なのかということだ。観客かなとも思ったが、プロデューサーのようなきもする。

映画についての映画

なんでサイトーは誰なのか?などと考えてしまったのはこれがフィクションについての映画でもあるからだ。映画、小説などなどフィクションは一つの夢だ。こうであったらなあ。しかしいつまでもそんな絵空事の世界に閉じこもってはいれない。現実をいきろ。とこんな風に夢現実は二項対立的に語られる。しかし夢は現実の中にあるのです。そして現実も現実だという絶対的な保証は決してできないのです。コマが倒れれば現実だとこの映画の現実で言うがそれが現実でないとは限らない。観客は映画という夢を見ている。町山智弘さんも言うようにこの無限後退を退けるのがインセプションです。
コブのトラウマの克服が真の動因。避けたいんだけどやっぱり会いたいという。いた気持ちいいみたいな。モルとちゃんとお別れするということは、夢か現か問題を解決することであり、今を生きていくことだ。

そこに愛はあったのか?

ラストカットはコマの軸がぶれてきたところで終わる。そしてコブもコマを見ずに子供の方にかけていく。夢か現実かではなく、愛のある場所が生きていく場所なんだ。そこに愛はあったんだー

結局愛が一番です。そんな万人におすすめな素晴らしい映画、この感想は頭でっかちだけど映画はしっかり体も使ってるよ。