2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

われら地上の子、正義について語る

再放送のハーバード白熱教室大体ぜんぶ見た。 マイケル・サンデルは本当に良い先生だ。それに授業のテーマ、正義についての結論が授業形式にもかなっている。この自己言及性、熱いです。教科書を棒読みしてるだけのそこの君、ちょっと反省したまえ。 かれは…

KR-13、密室ゲームはどこまで続くか

killing room見た。邦題は実験室KR-13 この類はやはりesというのがあり、もう一方にはcube,sawがある。心理面重視とギミック重視ないし内部重視と外部重視の極があるといえるかもしれない。 KRの注目するべき設定はまず主人公ライリーが一番内側にいない点だ…

コジコジは(字義通り)神

日常系、他方の極に冒険系と布置されるのがはやり。 だけど日常系といってもいろいろある。サザエ、まるこ、ぼのぼの、けいおんそしてコジコジなどなど。 それぞれ強みはありますが、コジコジはなんだろうか。 面白さの源泉はコジコジ=神が同じフィールドに…

じろうかミッキー、スヌーピーか

そういえば外部への流出口は固有名なんだな柄谷とかでドゥールーズ的には関係あるようでないような話。 やっぱりコジコジは面白い。アニメ第一話。コジコジは先生に遊んでばかりでいないでしっかり勉強して立派なメルヘンものになれと職員室で説教される。そ…

ゲームはいかに見えなくなるか

見えないゲーム、暗黙のゲームは開かれた領域で行われている。当たり前だが見えるゲーム、明示的ゲーム、狭義のゲームは限定領域で行われる。 またサッカーを例にして考えてみよう。始まりには何か転がるものを身体を使ってどこかに転がしていくようなものが…

暗黙のゲーム

ゲームはサッカーや花札、格げーのようなルールが明文化されたものだけではない。映画や小説、絵画などにおいてはそれに参与していることにおおむね自覚的であることが多いが、ゲームの形式ないしゲームであるということの自覚は少なくなりがちな媒体である…

サマーウォーズ、ゲーム

物語とは主語と述語の間の引延しとたぶんバルトさんが言ってました。 引延し要素として二つのゲームがサマーウォーズにはありました。ゲームというのはその外部が見えると途端に熱が冷める。殊この場合は決して視聴者はプレイヤーでないから、たとえ外部を感…

ボンヤリ発言

ボンヤリ発言が引き起こされるのはその発話者に他者が存在しないから。自分のなかでは意識的にではないにせよインデックスができているから、発話が(他者にとっては)ぼんやりしてくる。 自分にとっての自分はハイパーハイコンテクスト状態である。これは硬…

態度

soil最後の三話くらいだけ見たんだよ。 面白い設定がちりばめられていました。モデルで構成されたスズシロ家、ミズキのあざ、デカミズキ。主題はパレードとだいたい同じ。 でも態度が悪いですよね。流れを弛緩させるコネタ。これは堤的な態度なのか。監督は…