2016-01-01から1年間の記事一覧
まだエレベータによる均質化が十分にされる前、地下室や屋根裏部屋は空気の淀んだ世間から隔絶された場所でありこれを象徴的に表現するのがシュピッツヴェーグ『貧しい詩人』である。 ルートビッヒ・ティーク『人生の余分なもの』も興味深い例だ。 p.100屋…
原題は Die Geschichte des Fahrstuhls Uber einen beweiglichen Ort der Moderne英訳: The history of the elevator About a mobile place of modernityある意味この邦題は割り切った戦略なのだろうが、効果的かは不明。副題の「近代都市はエレベーターが…